HOKUSAI STAY
Sickboy’s Hokusai Mural
大阪野田の一軒家貸切の民泊施設の壁をキャンバスに、各種芸術祭でも出展するイギリスのアーティストSickboyを日本へ招き、葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』をモチーフに、独自の解釈でエキセントリックに描きました。
さらに、もう一つのアート作品として、クリエイターKen Utsumiが、Sickboyに7日間密着取材を行い、壁画の制作過程と完成作品の解説を収録した映像作品を制作しました
GREATSTAY/AVA代表大﨑章弘のアイデアと、世界を股にかける人脈と、地域を愛する情熱により、アートの力で地域と施設に新たな価値の創造を実現したスペシャルプロジェクトです。
動画:Sickboy’s Hokusai Mural – Short Version Part 1

ディレクターによる映像作品の解説書。
Behind The Scenes – Sickbays’ Hokusai Mural – PDF版をダウンロードする >

映像より先に音をフェードインさせる演出は、視聴者の注意を惹きつける古典的な編集技法です。ブラックアウト(完全に暗転)状態から、踏切を渡る電車が切り開くように黒い帯が上下にワイプで開き、動線と形状を重ねたマッチカットにより、滑らかな連続性を生んでいます。この帯は単なる装飾だけではなく、後に続くシーンで、アートを隠さず文字が背景と被らず可読性を高める字幕用スペースとして機能します。字幕表示の有無や他の言語の追加もできます。物語の舞台を設え、映像体験を豊かにする布石です。

監視カメラ、ミラーレス一眼、アクションカメラと複数カメラで撮影した映像を、編集ソフトで補正した後にモノクロに変換した独創的なシークエンスです。アスペクト比の異なる映像を4:3に揃えるため、レターボックス(上下の黒い帯)を暗転の後、ピラーボックス(左右の黒い帯)へ転換し、オープニングの伏線を回収します。

タクシーの固定カメラと街歩きの複数ショットのシーンを交互に反復するモンタージュを背景にインタビューをしています。濃密かつ魅力的に時間の経過や物語の転換を表現する技法です。ビデオグラファーが友人として7日間ともに過ごして素の様子を収録しました。

いよいよ完成したアート作品のお披露目です。制作過程はモノクロで表現し色彩を伏せていたのは、完成した作品を見たときのインパクトとサプライズの感動を高めるための仕掛けです。空撮や多彩なカメラワークで完成したアート作品を演出し、ドラマティックなエンディングを迎えます。